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  • 執筆者の写真阿部実

Youtubeレッスン VS 教室レッスン

インターネットが発達し、今ではYoutubeで色々な情報が手に入ります。


音楽レッスンもその一つで、色々な音楽教室や音楽講師がレッスン動画を挙げています。

(当教室も目下検討中です。)



「えっじゃあYoutubeレッスン見ればドラム上手くなるんじゃん。無料だし。」


ここにとんでもない落とし穴が2つ隠されています。




①自分のプレイをチェックしてもらえない


ということです。

Youtubeでは、

「こうすると良いですよ」「こうなってはいけませんよ」

という指導はできますが、

「あなた今こうなってるので直しましょうね」

「その状態とても良いのでそのままで行きましょう」

と判断してくれません。


特に初心者のうちはフォームも固まっておらず、指導者に見てもらって適宜フォーム修正をしてもらう方が上達が早いです。

我々講師は生徒さんのフォームを見たらどこが悪いのがすぐわかりますし、

本人が気づいていない悪いフォームも見つけ出すことができます。

(自分では正しいフォームをわかっているはずなのに、知らないうちに崩れていてそのまま定着してしまうことも)


例えばYoutubeレッスンだけで3年ドラムを学んで、いざドラム教室に通ったら

講師にフォームが悪いと指摘された。

講師側からすると、「そのダメなフォームのままだとすぐに行き詰まって上達が止まるし、その時に直すのはとても大変だ」と指導しているのですが、

自分はちゃんとYoutube見て学んだ経験と自信がある。

結果的には悪いフォームが邪魔をして上達の妨げになってしまう。


ということはよくあります。


②その情報が正しいという保証がない


Youtubeはとても良いコンテンツなのですが、内容は玉石混合です。

知識と経験に裏付けされた素晴らしい音楽講師もいますが、

知識も経験も乏しい名ばかりの音楽講師も多いです。

良い講師と悪い講師の見分け方は一般の方には難しく、

間違った演奏法を解説しているチャンネルも多いです。


実際、生徒さんから「Youtubeで見たこの奏法やってみたいんですけど」と言われたことがあります。

それはとある有名な奏法の解説で、「こういう技があります。そしてそのためにはこういう練習をしましょう」と言っていました。

『こういう技』は大丈夫でしたが、

『こういう練習をしましょう』が問題でした。

私は生徒に言いました。

「この練習してても一生出来ないよ」


からくりはこうです。

そのドラム講師は技はできるのですが、多分自己流か先輩とかに教わったのでしょう。

完璧に使いこなせてなく、まさに「自己流でやったらこのくらいだよね」という技術でした。

そして当然練習法(プロセス)も間違っていて、むしろ逆効果のものでした。


実はその奏法をちゃんとやるには自己流で到達するにはとても難しく、練習もとても根気のいる作業で、中途半端な偽奏法が多く出回っているのです。

(どの奏法かはいつかお話ししますね)


音楽講師は、技術はもちろん必要ですが、そこに至るための練習法を正確に伝える技術が必要です。


例えば同じ年齢で同じ音楽センスの人が、

片方はドラム教室

もう片方はYoutube

で練習量も同じだとすると、


圧倒的にドラム教室に軍配が上がります。



でも私もYoutube好きですよ。

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